侏儒国・黒歯国・裸国
其南有侏儒國,人長三四尺。又南黑齒國、裸國,去倭四千餘里,船行可一年至。
『梁書』卷第54 列傳第48 諸夷 海南諸國 東夷 西北諸戎
又西南萬里有海人,身黑眼白,裸而醜。其肉美,行者或射而食之。
侏儒国・黒歯国・裸国は魏志倭人伝の記述をそのまま使用しています。
ここで触れておきたいのが、隋・唐時代の情報として、西南方向に海人(の国?)が追加されている点です。
疑問点
西南方向に追加の人種(国?)がある
身は黒くということから、住んでいたのはいわゆる黒人のような肌が黒っぽい人種と思われます(語彙に関して、決して差別意図ではありません)。
「其肉美行者或射而食之」の解釈は少し意見が割れます。
(船で移動していると食料に困ることもあるので)通りすがりの島で島民を食人した説や、猿(また
又千餘里至侏儒國,人長三四尺。自侏儒東南行船行一年至裸國、黑齒國,使驛所傳,極於此矣。
『通典』卷第185 邊防第1 東夷上 倭条
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