史料– 邪馬台国論争史料 –
邪馬台国論争に欠かせない史料をまとめました。
魏志倭人伝以外にも、倭や邪馬台国が登場している史料がたくさんあること、知っていますか?
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古事類苑 ~日本唯一の官撰百科事典~
日本最大にして唯一の官撰百科事典である『古事類苑』には、倭に関する日本の公式見解ともとれる内容が記述されています。内容を知れば、邪馬台国の謎を解く手がかりになるかもしれません。 -
三国史記(新羅本紀)
紀元前から7世紀頃までの朝鮮半島の様子が記録されている『三国史記』は現存する最古の朝鮮史書で、倭や卑弥呼についての記述があります。 -
通典
通典の倭に関する記述を解説しています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、通典は重要な史料です。 -
翰苑
翰苑の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝や魏略など様々な文書を引用しており、客観的な立場で倭のことを記述しています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、翰苑は重要な史料です。 -
北史
『北史』は439~589年の中国のことを記述している史料ですが、倭に関する記述もあります。ただし成立時期が時代的に離れているため、邪馬台国論争の史料として使えるかどうかの議論から必要になります。 -
隋書
『隋書』は581~618年の中国王朝・隋のことを記述している史料ですが、倭や卑弥呼に関する記述もあります。ただし成立時期が時代的に離れているため、邪馬台国論争の史料として使えるかどうかの議論から必要になります。 -
晋書
晋書の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝とはやや異なる記述があり議論の的になっています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、晋書は重要な史料です。 -
梁書
梁書の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝にはない記述が弥生時代のことかどうかが議論の的になっています。古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、梁書は重要な史料です。 -
南斉書
『南斉書』は479~502年の中国のことを記述している史料で、倭国に関する記述もあります。時代的に離れているため、邪馬台国論争の史料として使えるかどうかの議論から必要になります。 -
梁職貢図(職貢図,貢職図)
古代中国の皇帝に対して周辺国が職貢する様子を図解した職貢図。倭人についての記述がありますが、具体的にいつ頃の時代を様子かは確定しておらず、邪馬台国論争の材料にできるかどうかは怪しい部分があります。 -
宋書(宋書倭国伝)
『宋書』は中国南朝の宋の60年間について書かれた歴史書ですが、倭国に関する記述もあります。時代的に離れているため、邪馬台国論争の史料として使えるかどうかの議論から必要になります。 -
後漢書
後漢書の倭に関する記述を解説しています。魏志倭人伝の内容と酷似していますが、異なる字が使用されていたり追加情報があるなど、邪馬台国論争において後漢書は重要な史料です。 -
魏志倭人伝
邪馬台国論争に欠かせない史料、魏志倭人伝の原文と現代語訳を、倭に関する部分を中心に抜粋して掲載しています。いろいろな説も併せて紹介しています。 -
魏略(魏略逸文)
魚豢が著した『魏略(魏略逸文)』の中から邪馬台国や倭国に関する内容を抜粋してまとめました。魏略は魏志倭人伝の元になった説もあり邪馬台国論争では欠かすことのできない史料です。 -
山海經
『山海經』は中国最古の地理書ですが、古代中国の伝説的な話が多く盛り込まれており信憑性に欠ける史料です。倭国・倭人についての最も古い史料とも言われていますが、内容を信頼できるかは賛否分かれます。 -
論衡
論衡の倭に関する記述を解説しています。倭人が周王朝に対して朝貢していたという記述がみられます。中国正史以外では、現状見つかっている最古の倭人の記述であり、古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、論衡は重要な史料です。 -
漢書(前漢書/漢書地理志)
漢書(前漢書、漢書地理志)の中で倭に関する記述を解説しています。「如淳の注釈」の解釈が大きなカギになっています。古代日本(倭)の研究や邪馬台国論争において漢書は重要な史料です。
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