紀元前– 縄文~弥生時代 –

日本では縄文時代から弥生時代の初めにあたる年代。
文字史料が乏しいため、文献史学よりも発掘による考古学の比重が大きい。
紀元前の日本(倭)について記載がある代表的な史料は『漢書』など。
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山海經
『山海經』は中国最古の地理書ですが、古代中国の伝説的な話が多く盛り込まれており信憑性に欠ける史料です。倭国・倭人についての最も古い史料とも言われていますが、内容を信頼できるかは賛否分かれます。 -
論衡
論衡の倭に関する記述を解説しています。倭人が周王朝に対して朝貢していたという記述がみられます。中国正史以外では、現状見つかっている最古の倭人の記述であり、古代の倭を知ることや邪馬台国論争において、論衡は重要な史料です。 -
漢書(前漢書/漢書地理志)
漢書(前漢書、漢書地理志)の中で倭に関する記述を解説しています。「如淳の注釈」の解釈が大きなカギになっています。古代日本(倭)の研究や邪馬台国論争において漢書は重要な史料です。 -
中国王朝から見た東の国の優位性
古代中国王朝は、中国を中心とした東西南北の四方に居住していた異民族に対し、蔑称を付けていました。しかし、東の国々に対しては、西南北の国より少し格上に見ていたと取れる記述が『漢書』にあります。
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